2018 全日本マウンテンバイク選手権大会

富士見富士見富士見。全日本はいつも富士見。このコース、いつになっても好きになれない。苦手意識たっぷり。という愚痴もあるけれど、今年は比較的意欲的に走れたし、コースを捉えれている感覚はあった。本音は全日本だし、コースはどこでもいい。しっかり走れれば結果はついてくる。今年はそんな年にしたかった。けれど、結果としては、トレーニングで内臓を疲れさせてしまい、そこから悪循環になっちゃった。もっと走れたと思う、けれど、それもレース。いいトライができたし、結果も順当といえば順当。この結果以上を求めていたけど、平均点な結果だったと思った。レース内容は4周というショートレースでペースを無理に上げようと意識し過ぎたことが悪かった。もう少し自分をしっかりと見つめるべきだった。

今年はチーム体制もプライベートで有志の集まりで僕のサポートをしてくれていた。レース内では色々とわがままを言って、皆に対応してもらった。石垣社長も忙しい中、駆けつけてくれ、バイクの整備をはじめ色々と助けてもらった。社長の動きを見ていると、普段動いている社長以外のメンバーではチームとして結束は強いけど、まだまだレース屋としては甘いなと反省する点があった。有志の集まりだからこそ、もっと濃いことができるなと感じた。

さて、また東洋フレームブログより転載します。

昨年はパンクもあったが、7位でレースを終えた全日本選手権。今年はもっと上位でゴールしようと意気込んでいた。田沢湖大会でペースをある程度つかめていたので、全日本選手権までの数週間は無理せず、トレーニングに励んだ。しかし、レース前1週間から練習強度を落としていたものの、身体の回復が遅く、不調だった。食欲も減ってしまい、内臓も疲れ気味だった。しかし、食べる量は減らさず、しっかりと食べ続けた。

会場へは金曜日入りした。レースの前3日は大きく天気が崩れることはなさそうだったので、コースコンディションが変わることはない。ドライのままだと思われた。金曜日の試走はコースの確認程度を行い、そのあとは軽くロードワークをして身体のコンディションを確かめた。日曜日までに身体を回復させないといけないとそのことばかり考えていた。

レース前日、土曜日。昨日の試走時にサスペンションのセッティングが良く感じられなかったのでサスペンションの再セッティングを行う。同時にタイヤの空気圧も見直した。4周ほど走ったが、しっくりとこなかった。

前日のチームマネージャーズミーティングでレースの周回数が4周と決まった。約1時間ほど。暑さを考慮してとのことだったけれど、体感としては去年や二年前の方が暑く感じたし、今年は京都が異常に暑い分、富士見はとても快適に感じた。レース時間が短いのは少し不安だった。

レース当日。ウォームアップを気持ちよく終え、スタートラインへ。コールアップ時にコールミスされ、なぜか呼ばれたのに怒られたけど、名前を二度呼ばれてラッキーだった。スタートは最近うまくいかず、勢いがないとわかっていたので、無理やりポジションを前に持っていこうとはせずに、落ち着いてレースを進めた。

1周目、8位前後。既に登坂区間で踏み過ぎて、うまくバイクを前に進めれていないのがわかった。気持ちが急いて、踏み過ぎていた。そうはわかってもうまく対処できず、とにかく前に進むしかなかった。上位争いに参加できない悔しさが募った。

2周目、登坂が田沢湖以前のようにしか走れず、踏み過ぎていた。もっと意識を変えないとと気持ちを落ち着かせようと必死だった。

3周目、ようやく少しマシなペースを取り戻してきた。そうはいっても、前の選手との距離はかなりあり、単独6位で走っていた。踏み方を思い出し、冷静に立ちこぎはあまりせず、シッティングでペダリングを意識してペースを取り戻した。

4周目、5位選手との距離が詰まってきていたけれど、無理に意識してペースは上げず、ペダリングを意識して結果的にペースが上がるという考え方でレースを進めた。20秒ほどの差を詰めていく。しかし、追いつくことはなく、6位でゴール。

Phoyo by  Kasukabevisionfilmz

前半2周で落としたペースが取り戻せなかったし、リズムに乗るのが遅かった。試走時から登坂のリズムが悪いと気づいていたけれど、それは動作的なことなのか、疲労からくるものなのか、、動作的なら身体に刺激が必要だったけれど、疲労を強く感じていたのでリズムの悪さは疲労と捉え、身体を休ませた。けれど、結果的に刺激が必要だったし、休養も必要だったと思った。回復のリズムを少し見誤ったなと反省した。

Phoyo by  Kasukabevisionfilmz

今回は気温が高いことが予想されていたので、予め暑さ対策の準備をした。フィードでは氷をもらい、体温を下げ、水分は数日前からかなり意識して摂取した。暑いレースに対する苦手意識を克服したかったのと、ロードレース全日本選手権での失敗は繰り返したくなかった。実際にレース中は暑さに対する疲労を感じることはなかった。気温に対する対策は大成功だった。しかし、レース前2週間ぐらいでの酷暑の中でのトレーニングから内臓がやられてしまっていた。気づいてからはどうしようもなかったし、早朝などの時間帯をずらしたトレーニングは筋肉の張り方が変わってくるので避けたかったから、結果的にもう少し総走行時間量を減らし、効率化させたほうがよかったなと感じた。

Phoyo by  Kasukabevisionfilmz

毎年、6位前後でゴールしており、なかなかトップ5以上の戦いに食い込むことができない。今年は表彰台は難しくても、その辺りの戦いができるかなとレース前は感じていたけれど、その戦いの一つ後ろの走りをまたしていた。去年より、正攻法で上りのリズムを捉えることができるようになったし、登坂に対する苦手意識も薄らいできた。トレーニングの量も増やせてきたし、去年できなかったことが今年はできている。ただ、まだ足りない。身体に正しく鞭を打つ加減も上手になってきている。ただ、全日本選手権に対して鼻息を荒くし過ぎた。いま、していることは悪くはないと思う。頑張ろう。

いつも応援ありがとうございます。引き続き応援のほど、よろしくお願い致します。

次の大会はマレーシアでマウンテンバイクUCI2に参加します。

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