Koppenbergcross UCI1

日本に帰国しています。帰国してからというもの、なにがなんだかドタバタとしていて、ベルギーにいた時はそれはそれでなんだかんだとあったけど、日本に帰国後はまだ落ち着けません。。。

帰国前の最終2戦のうちのひとつ、コッペンベルグクロス。帰国を本来の予定より1週間のばしたのはほぼこのレースのため。3年前?に今のコッペンベルグクロスのコースになり、それからというもの、コテンパにやられっぱなし。石畳の勾配が半端ではなく、前回までのコースは比較的緩いパートのみを使用していたのに今はきついパートのみ。僕の足では36T-28Tがもう回せなくてほぼ静止。まぁそこをトップ選手は勢いよく登っていくわけで。でも、今年はリズムよく、しっかりと踏んでいけたし、ラップアウトされる前までのペースは良かったと思う。泥のコンディションは本当にやばくて、まっすぐ走れない、少しコースが斜めならすぐ滑る、トラクションが全くかからないなど、、まぁ氷の上のようなコンディションでとても楽しかったです。ランするポイントの見極めが甘くて、ちゃっちゃと走れば良かったなと思うセクションが後から思うとあり、トップ選手もやっぱり降車してて、1周につき10秒くらい損したんちゃうかと少し悔しかったです。判断ミス。何はともあれ、このコースになって初めてしっかりと走れたのが嬉しかった。そして、みんなの声援を受け止めれたことがなによりも良かった。さて、東洋フレームブログより転載しますね。

本来ならBeringen後にすぐに日本に帰国する予定でしたが、Koppenbergcrossを外すのもどうかなと思い、帰国を一週間延ばして参加しました。このレースでは毎年多くの悠コールが起き、僕のファンが多く来てくれます。出ないという選択肢もありましたが、僕が走ることで何かが変わればという気持ちと、やはり今の新コースのKoppenbergcrossになってから一度も納得のいく走りができてなかったので、今年も挑みました。

ベルギー人のアマチュア選手と一緒に試走待ち。アマチュア選手は比較的仲良くしてくれる © Mats Palinckx 

レース会場には早めに入り、試走。レース当日は天気が崩れ、雨模様。そのせいでコースはマッドコンディション。深い泥ではなく、路面の表面だけが泥でとてもスリッピーな状況だった。試走は3周行い、タイヤはベイビーライムス、空気圧も1.3Bar まで下げた。ランの方が速い区間もあり、レースが始まってからその辺りは臨機応変に対応していこうと思った。

試走中。試走後、バイクのセットアップに時間がかかり、十分にウォームアップできなかった

参加者は少なく、32人。スタートはいつもに増してがらんとしていた。Beringenに引き続き、各国からの参加者が目立ち、大体20人はベルギー人のプロ、その他は外人かアマチュアだった。スタートからKoppenbergを駆け上がる。石畳が荒れているのでタイヤがパンクしないように気を付けた。スタートは順調な滑り出しだったけれど、勾配が急になる区間でグループから遅れ気味になり、その後も順位を少し下げ気味で1周回を終えた。しかし、周回を重ねるごとにペースのテンポを掴み、順位も上げていくことができた。

スタートライン。トップ選手の後ろにたまたま映る僕。

意外と登りの調子も良く、ぐいぐいとKoppenbergを登れた。例年なら、ペースが大きく下がるような区間でも勢いを保って走り続けれた。

スリッピーな泥で乗車か降車かの判断に迷いが出た

わずかな轍でもグリップを得るために積極的にはめていく

ピットでだいたい毎周回バイク交換  © Mats Palinckx

レースはある程度パックで進めることができた

例年、僕のことを応援してくれるサポータークラブの皆、地元Oudenaardeのサッカーチームのみんな、その他大勢の人が僕のことを応援してくれた。アジア人が走るのをおもしろおかしく、バカにされているのではないかとも思い、初めて声援を受けたころはすごい警戒してしまった。しかし、毎年、応援してくれ、それもすごく楽しんでくれていて、それなら自分の気持ちどうこうより、その応援にしっかり応えたいとも思ったし、ぼくもより楽しまないといけないと感じた。国際映像にベルギー人が持ち込んでくれた日の丸が映るようになり、感慨深かった。レース中、そろそろ足切りになるなと思い、最後は応援してくれる皆に手を振った。なにか感謝の気持ちを表したかったから。

国際映像に映る日本国旗。これはサポータークラブの皆の国旗

結果はマイナス2周の19位でゴール。UCI1でトップ20は嬉しくも思うけど、層が薄かったのもあり、簡単には喜べない。フルラップの選手までは2分ほど空いていたと思う。それでも、新しいKoppenbergのコースになってから一番形にしてレースができ、自分でもいい走りができたと思えた。泥の処理もうまくできたが、ランと乗車の見極めが最後まで甘く、大きくタイムロスをしてしまった。もう少し、こだわらず、思い切りよく決断していきたかった。

今年も多くの声援が耳に届き、自分の調子も良く走れ、みんなの声に自分なりに応えられたかなと思う。過去2年ほどは本当に走れてなくて、みんなの声援を受けるのが申し訳なくて心苦しかったし、逃げ出したいほどだった。。でも今年はしっかり自分の中でその声援を心で受け止めることができた。みんな、ありがとう!

YuTakenouchi

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