チャイナクロス 千森杯 QuiansenTrophy Race1 AohanStation UCI1

去年は絶好調で挑めた本大会。今年は良い形で走れなかったし、去年が良かった分、残念な気持ちになってしまった。今年はマウンテンバイクの好調もあるので、もう少し走れるかなとも思っていた。

今年のチャイナクロスは2戦あるうちの、この初めの初戦のみがUCIレースとなり、2戦目はナショナルレース扱いだった。UCIポイントに目くじらを立てるわけではないけれど、一つの国際基準だし、しっかりと上位でゴールしたかった。

この初戦の走りを踏まえ、どうしてこうなってしまっているのか、ということを長いバス移動の間、ずっと考えていた。

東洋フレームブログよりレポートを転載します。

昨年に引き続き、中国で行われたUCI1クラスのレース、千森杯QuiansenTrophyに参加してきた。

昨年同様、二回レースが行われるが、UCIレースは初戦のみで、2レース目はUCIレースではない。そのため、この初戦がとても重要だった。

中国へ渡る飛行機の北京到着時間が遅いため、北京で一泊し、翌日のレース前日にAohanへ移動することとなった。北京からAohanへのバス移動は約10時間。早朝に北京を出発し、昼過ぎにはAohanに到着。時間がタイトだったが、なんとかレース前日に試走することができた。

コースは大きな傾斜のきつい登りが二か所、その他は立体交差が階段で上るようになっており、その立体交差がコース上に3か所あった。シケインが一か所。登り以外は平地、コース表面は砂地で天気もよく、ドライコンディション。砂煙が舞うほど乾燥していた。細かいコーナーが続き、忙しない印象だった。

タイヤはチャレンジタイヤのシケイン、空気圧は1.6Barほどでまとまった。

レース当日。午前中に少し雨がパラついたが、コースへの影響は少なかった。しかし、風が強く、平地のパートも向かい風区間はしっかり踏まないといけなくなったため、コースがよりハードになった。レース2時間ほど前に試走時間が設けられていたけれど、あまり乗る気になれず、レース当日の試走はキャンセルし、レース直前に会場入りした。会場入りし、バイクの空気圧やバイクチェックを行う。この時、1号車のボトルゲージを外した。今までどんなに暑いときにレースをしてもシクロクロスのレースは我慢が出来たし、それほど気にもならなかった。一応、2号車にボトルゲージを装着してボトルをセットし、ピットで待機させた。

スタートは2列目から。綺麗にスタートは決まらなかったが、焦る必要もなく、順番に前に上がっていこうと思った。傾斜の急な登坂セクション2か所で効率よく前に出ようと考えた。しかし、各選手のギヤが足りないのか、急傾斜の登坂が下手なのか、登りで他選手に接触して落車する選手が多く、その選手に巻き込まれることが2度ほどあった。そんなところ走っている自分が悪いし、うまく処理すればよかったものの、2回目に巻き込まれた時はちょうど、第2集団に第3集団からジャンプした後だったので余裕がなかった。更に急に喉が渇き、視界も狭まり、身体に力が入らなくなった。レース降りようかとも思うほどの大失速。トップ争いから脱落した。はじめはただのオーバーペースによる疲れだろうと思い、ペースを緩め、回復を待ったけれど、いよいよ異常な喉の渇きと遠のく意識と頭痛で、脱水症状かなと思い、ピットスタッフにピットに入ることを半周前に伝え、ピットイン。

バイク交換し、水分補給をした。それでもペースが戻りきらなかったけれど、途中、13位争いの2人パックに追いつかれ、合流。僕も入れて3人パックとなり、程よいペースで走っていたので、頑張ってついていく。ついていきながら、水分をとりあえず多くとり、回復に努めた。

終始、同じ人が先頭を走ってくれていたので、ラスト2周で先頭に出て、レース争いをする意志を見せた。けれど、彼の方が元気で最後は競り負けて14位でゴール。15位までがUCIポイント獲得圏内だったのでぎりぎりUCIポイントを獲得することができた。

レース後、去年に比べ満足にシクロクロスの準備をできていない点や、今年のトライしていることがあまり正しくないのかという点。そして、脱水に対する甘い考え。失敗だったと思った。今年に入って、身体が変わったのか例年より多く水を取るようになっている。それはロードやマウンテンバイクでも同じだった。その点をもう少し深く考え、身体の変化に気づいておくべきだった。今までは水分をあまりとらないタイプだった。これからはクロスのレースでも積極的に水分を取ろうと反省した。

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