チャイナクロス 千森杯 QuiansenTrophy Race2 FengFengStation

チャイナクロス、レース2。

前回と違ってUCIレースではなく、ナショナルレース扱い。コースは前回と違い、起伏があり、スリッピーな路面とコーナーの連続、そして砂利パート、長い階段がある。コース上の石を意識しつつ、ラインどりを決め、パンクのリスクを最小限に。あとは、グリップを探りつつ攻めるだけ。

レースは前回の反省を踏まえて走れたし、幾分よかったけど、まぁ後味はそんなに良くなかった。とりあえず、帰国して、遅れたトレーニングを取り戻したいと思った。

東洋フレームブログより転載します。

Race1から4日後がRace2だった。Race1の終了した翌日に北京まで6時間バス移動、更に翌日にFengFengまで8時間移動。バス移動の連続。バスの中では運転しなくていいし、寝ているだけだけど、長時間同じ姿勢で座っていると身体が浮腫むし、筋肉も固まるので休憩の時に外にできるだけ動くようにした。途中、万里の長城で観光をした。去年とは違う場所を見学。改めてその迫力に驚き、感動した。

レース前日は試走。午前と午後に試走が可能だった。今回の中国遠征前にクロストレーニングを十分にできていなかったので、トレーニングも兼ねてコースを走り込みたかった。Race2のコースの特徴としては、10秒前後の長い階段パートが2か所。コース幅は狭く、砂利や石がとがっているパートもあり、パンクのリスクがある。Race1 のコース同様に砂地のパートは路面が乾燥していて砂ぼこりで路面状況が見えなくなるほど。更にそれだけ乾燥しているから、路面がスリッピーになり、各コーナーのグリップを稼げないので空気圧を下げてコーナーに対応していけれど、所々に路面から出ている石でパンクのリスクがあるので1.7Bar か1.8Barにまで落ち着いた。最終的にコースがレース中に荒れることも考慮して1.8Barでレースはスタートすることにした。

レース直前の試走にも今回は参加した。しかし、試走後、砂埃とスモッグの影響からか、目のかゆみと鼻水くしゃみが止まらなくなり、ホテルに緊急避難した。そのおかげでレース前まで落ち着いて部屋で過ごすことができた。

レーススタートを前に会場に行き、バイクの最終チェック。今回はボトルも持ってレースをする。前回よりいいレースをしたかった。

スタートは前回同様に2列目。スタートを綺麗に決めたかったけど、またもや流れが悪く、おまけに落車の影響で一度ストップしてからの再スタートとなった。それでも位置的にそこまで悪くはなかったので落ち着いてレースを進めようと思った。

先頭集団についていけず、遅れる。更にRace1を踏まえてバイクに変更した箇所がすごく乗りにくく、ピットでポジション変更をお願いし、半周後にバイクチェンジ。ペースは上がらなかったが淡々と走り続けた。途中、ボトルゲージから浮いていたボトルが階段セクションに入った時に落ちた。気にせずに階段を上ったが、「いやいや、この先、水分は必要やん」と我に返り、階段を急いで降りてボトルを拾いに戻った。更にその後、ボトルゲージが緩むトラブルもあり、再度ピットに入ってバイクチェンジした。

その後もゴールまで淡々と一人で走り続けた。そこまでいい走りが出来ているわけではなかったけど、しっかり最後まで走れたのはよかった。脱水の症状も起きることなく、ゴール出来たのも嬉しかった。結果は10位。

去年の成績、メンバーから考えると優勝争いをしていなければいけなかったし、今年の中国遠征は悔しい結果となった。けれど、クロスに向けた準備量や中国遠征に向けての流れや体制を考えると相応の結果だったなとも思う。だが、ヨーロッパシーズンに向けて準備をもう一度しなければならない。準備した所で去年も怪我に泣いた。毎年簡単なわけではない、ヨーロッパのシーズン序盤は各選手激しいし、こちらも勢いがないと埋もれるだけ。いかに爪痕を残せるか。もう既に開幕まで一か月を切り、まだまだ不安要素が多いので一つ一つ対応して、充実した気持ちでヨーロッパシーズンを迎えたい。10月から僕のシクロクロスシーズンが改めて始まる。下の写真は現地の学生と。

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