International Cyclocross Rucphen UCI2

Otegem後にレースが空いたのでしっかりとトレーニングと休養を挟みたかったけれど、どちらもうまくいかず、少し悶々とした日々をRucphenまで過ごした。

Rucphenは土曜日、翌日のワールドカップのライセンスコントロール等があるので、ランジットはレーススタート後にすぐにRucphenを離れ、Hoogerheideに行かなくてはいけなかった。Rucphenにはマークが残り、ピットには助っ人でケイティコンプトンをベルギーでお世話しているスタッフの方がピットに入ってくれた。そして、このレースには織田選手が合流し、日本人二人でレースに参加した。このピットの読みが甘かったなぁというレースでした。レポート内にもあるけれど、スローパンクに気づいた時点でピットに入る選択でもよかったけれど、より順位を上げるために半周待った。けど、半周後にはマークがピットで僕を待っている状態がピットイン前に確認できなくて、しょうがなくピットをスルー。結局、スローパンクでライドに影響が出るまでになってから約1周走ってからバイク交換になった。スローパンクに気づく前から少し自分のペースが遅いということには気づいていたし、ピットイン後はペースを上げたくてもパンクしたまま走ったので正常なバイクに戻ると違和感が残り、十分にペースを上げることができなかった。そして、この時にフルラップゴールとの境目なのは感覚的に気づいていたのでかなり踏んでいった。この無理して踏んでいった時にこりゃ翌日やばいなぁとレース中に思った。現に翌日のHoogerheideはかなりきつかったけれど、そう気づけるようになったというのも少し嬉しい。気づけるのだから、今度はどうすればいいのか、という対策を考えていきたい。

レース後、マークはすまなかった、悠は怒ってないのか??という話になったけれど、そもそも一人でピットに入ってくれ、僕と織田選手をさばき、てんやわんやになるのはしょうがないし、お互い様というか、、。僕も防ぎようがあったし、僕の落ち度でもあるし、、。改めて、スタッフさんは大事だし、コミュニケーションや考える深さをもっと変えないといけないと勉強になった。

さて、前振りがかなーり長くなってしまったけれど、下記がレースレポートです。

本来なら、Otegemの行われた週末にベルギーのBレースかルクセンブルクでUCI2に参加する予定だったが、ランジットが風邪をひいてしまい、レースに参加できなかった。他の人にサポートをしてもらっても参加は可能だったけれど、機材のことを考えると、おとなしくトレーニングに励むこととした。そんな訳で前回のOtegemから約2週間ぶりのレースとなったRucphen。シーズン後半のシクロクロス欧州遠征の最終週末だったので悔いのないレースをしたかった。

毎年、主催者から熱いラブコールを頂いて参加させて頂いている。今年は欧州遠征中の織田選手が合流し、レースに臨んだ。

年末年始のレースが続いた後、身体が常に体調が悪く感じていたので、Otegem後もしっかり休んでレースに挑んだ。コースは去年と同じレイアウトで一部泥もあったがドライコンディション。タイヤはCHICANEで挑んだ。空気圧は1.6Bar。

スタートは悪く、うまく前に抜け出していくことが出来なかった。けれど、そこで焦ってもしょうがないので我慢して、しっかり踏むポイントが来るまで待った。焦って無理にパッシングをかけてもトラブルに繋がるかもしれないので、とにかく流れに任せた。1周目後半、走っていたパックの先頭の選手のリズムが悪かったので彼の前に出て、一つ前のパックを目指して踏んでいった。前回のOtegemでは我慢したけれど、今日は全開で行くと決めていたのでしっかり踏んでいった。

去年のRucphenで僕の1分前にゴールしていたスペイン人選手が1周目の彼自身の落車の影響で僕と同じパックで走っていた。僕としてはラッキー、しっかりついていきたかった。僕は2周目、3周目もパック先頭で前を追う姿勢をなんとか続けれていた。スペイン人選手含め3人パックになったところでスペイン人選手がペースを上げていった、そこでペースとしてそこまで速くはないのだろうけど、ついていけなかった。彼の走りを見ていると1周目や前半で僕が全開で走っているペースで後半まで持続できるというイメージだなと彼と走っていて気付いた。

パックから遅れたが、前から落ちてくる選手を吸収しては引き離し、を繰り返しながらスペイン人選手に引き離されて取り残された僕ともう一人の選手の2人パックでレースを進めた。

レース終盤に差し掛かる場面でリアタイヤの接地感がふわふわとしてきたのでスローパンクしていると気づいた。ずっとパックで走っていた選手がちょうどピットインしたタイミングで僕はちょうど苦しくて、スローパンクでもまだエアはあったので半周もつと判断し、僕はピットインせず、ピットインで少しペースの落ちた彼の後ろで半周休む作戦にした。しかし、次のピットのタイミングでピットスタッフが僕のバイクを持って待っていないのをピットイン前に気づき、慌ててピットインせずスタッフにパンクしてるから次入ると伝え、そのままもう半周をパンク状態で走った。

バイク交換するときにはもう空気もなく、一緒のパックだった選手からは大きく離されてしまった。その後はゴールまでペースアップを図るも、追いつけず、21位、トップから5分30秒遅れのフルラップでレースを終えた。

スタートは悪かったけれど、前半から積極的に走れた点。そして、 結果として最後までレースを走れたし、頭で描いたようなレースができ、 ピットスタッフとの連携が悪く大きなロスも生まれたが、 レース後は納得のいくものだった。この日は翌日のワールドカップの前日受付時間の関係でピットスタッフがマーク一人、それに対して織田選手と僕のピットをしているということに対するピットの混乱の予想をもう少し深く考えておくべきだった。パンクしたがそれがなければ19位までは順位を追い上げれたかなという走りだった。

スペイン人の彼とは結局2分差を開けられた。その差を目の前で見せつけてくれたのはとても嬉しいことだった。彼のポジション付近の走りをするために前半2周のペースをコンスタントに刻めればまた見えてくる世界。

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