2017 Japan national championships, Road race

お久しぶりのブログ更新です。この一ヶ月ほどは、上海に行ったり、ベルギーに行ってたり、と何かとさせてもらってました。ベルギーでは、ロードレースを1レース走りましたが、病み上がりであまり走れなく、おまけに持っていっていたディスクブレーキロードがアマチュアレースでは使えないとわかり、滞在中の2週間はレースせずに全日本ロードに向けたトレーニングをしていました。クロスシーズンでお世話になってる人へ会いに行ったり、今シーズンのクロスに向けた環境を整え、スケジュールの確認をメカニックと調整、その他諸々、、、していたら、何かと忙しく、滞在期間のわりに、とても濃い時間を過ごし、2週間がとても長く感じました。レースのない滞在で緊張感がないからなのか、よくわからなかったけど、なにか特別な時間に感じました。
帰国して、1週間後が全日本。春から乗り込んできたディスクロードバイクが全日本選手権で使用不可とのことで全日本の5日前に新しいキャリパーブレーキ仕様バイクが出来上がり、乗り換える。
やっぱり良いバイクは第一印象がいい。手にとってシェイクダウンしたその時から、いい子なバイクだった。今までの東洋フレームのロードバイクの中でピカイチ。バイクも乗り換え、いざ全日本へ。場所は青森なので移動が大変。スタッフもレース直近でしか動けないので、金曜日に会場入りし、その日のうちにコースを頭に入れるために4周をまぁまぁのペースで走り、コースを覚え、土曜日は金曜日の移動と試走のリカバリー。そして、日曜日、レース。
金曜日の試走中、FastFowardのホイールをF4RかF3Rかで試し、空気圧も6-7barで調整。どの組み合わせが一番快適かつ速く走れるかをメカニックと話し合った。結果としては、F3R、クリンチャー仕様しかないので、25cのチャレンジタイヤをチョイスして、空気圧は7barで走ることにした。さて、レースにおいて、各チームとの温度差は理解しているし、僕は単独チームでレースを走る上でなにもない。レースの展開に混じれれるように落ち着いて走ろうと思っていたけれど、コースの登坂量と日本のレーススタイルを考えるとレース完走すら難しいのはよくわかっていた。今年は例年より登坂のトレーニングを重ねてきたけれど、自分の今の力量が足りないのは承知しているし、距離のトレーニングも足りていなかった。あとはレース中の自分の頑張りでカバーするしかなかった。とはいえ、今年3度目のロードレース。ま、走れるだけ走る気ではいた。
コースは主に登坂箇所が二箇所。はじめの登りは傾斜が緩く、だらだら。二箇所目は傾斜がきつい。
さて、レース。スタートして、登坂が不安な僕はみんなの邪魔をしない程度の集団前方で走る。遠慮しているわけではないけどね。意外と調子も良く、スイスイと登れて、周りと比べても、自分の登坂もそこまで悪くないなぁと感じた。ま、1周目の話。そして、二箇所目の登りへ入る前の急な下りでスピードは60キロほど?で落車が発生。集団前から20番手ほどで落車が発生。3人ほど前のアンカーの選手が右コーナーを曲がりきれず、コース左手の土手に突っ込んだ。まだそれだけならよくて、ぼくは咄嗟にコース右端まで避ける。なんとか回避したかなと思ったけど、土手に突っ込んだ選手のバイクがコース右手まで飛んできて、前を走っていた別のアンカーの選手にそのバイクがあたり、前の選手も落車。あぁ。これヤバい流れ。と、頭の中で理解し、生き延びる道筋を考える。制動力いっぱい使って止まろうにもスピードがスピードで止まらないし、後ろからは落車の嵐で僕のバイクに選手が突っ込んでくる。前はアンカーのコケた選手とそのバイクが滑っている。後ろから当たられ、一瞬バランスを崩し、コケる?俺もコケる?と一瞬諦めかけたけど、フルブレーキしている間に前を滑ってるバイクが少し左によれて、選手もいい具合に滑ったので、右ギリギリの縁石脇にバイクを滑り込ませ、前を滑るバイクに自分のバイクを当てて滑るバイクの軌道変えつつ少し踏んで、後ろから落車しながら当たってくる他の選手の衝撃にも耐え、、なんとか通過。ギリギリのパツパツ。この落車、前を滑っていた選手も含め、スピードがスピードで、みんな骨をやったみたい。。。あれは痛そうやったもんね、少し踏んでごめんねさて、落車すり抜け第一号選手だったので、落車で集団が割れ、集団前方の20人ほどをキャッチしなきゃいけず、2本目の傾斜のきつい登りで集団を単独でキャッチ。でも、僕にはそのアクションがなかなかキツく、1周目はくたくただった。ま、このレースの僕の中でのトップニュースはその程度。そのあとはただ走ってただけ。
レースは色々と動くけど、決定的な動きは少なく、レース終盤にまでレースの動きがかかりそうだった。僕はその動きがあるところまでいれる自信がなく、とりあえず大人しく、レースの距離を消化していくのを待った。やはり、マウンテンバイクばかりしているし、マウンテンバイクのレース時間、1時間半を過ぎたあたりで一度集中力が切れ、2時間過ぎるまでがとても長く感じた。補給を多く取り、体力を温存させる。
そのあとはまた集中していくも、3時間あたりから脚が痙攣し始め、痙攣しても我慢して、補給やなんやでごまかして走ったけど、4時間あたりで遂にもうダメ。というか、これ以上筋肉に無理すると少し嫌な気がして、メイン集団から遅れる。悔しいけど。グルペットを形成したかったけど、残り4か5周ほどあり、長い道のりだなと思った。来年の全日本選手権の出場権が欲しかったし、完走したかったけど、難しそうだった。集団から遅れてくる選手はみんなロード的お仕事を終えた選手で疲れ果てて、僕みたいにゴールを目指す人は少なく感じた。まぁ、そこそこのペースで走り、ラスト2,3周?でレースをおろされた。そりゃそうよね。何はともあれ、結果は完走してないしDNF扱いだけど、全体では35位ほどでゴール。僕としては、このコースにしては頑張れたなと思った。意外と登れるようになってたのも嬉しかった。全体としては悪くないなぁ。この一ヶ月ほどの取り組みで得た成果と、今回のレースで足りない点はわかったし、自分が今の環境でロードを走れるようになるための道筋が見えた。
ま、そもそも、もっとロードレースをこなさなきゃいけないけど、その割にまだレースにくっついていけたし、レースをこなせば、そこからまたレースの動きに絡んでいける。今回は何もしてないし、ただ集団にいて、ちぎれただけ。トレーニングの配分、レースの取り組み方をシクロクロス、マウンテンバイク、ロードレース、この3つとの付き合い方が改めて見えてきた。結果はともかく、今回の全日本選手権に出させてもらってよかった。レースに関わってくださった関係者の皆様、東洋フレームのみんな、そして、沿道から、竹之内悠がんばれ!と名指しで応援してくださった皆様、ありがとうございました。来年のロードレースも楽しみです。またよろしくお願いします。次は来月のマウンテンバイクの全日本に向けて頑張ります。わくわく〜

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